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【ワインコラム~別府編 こんな生産者に会ってきました】その3 オーストリア カンプタール フレッド・ロイマーさん

別府のこんな生産者に会ってきました
こんにちは、別府です。
8月末から9月頭にかけてオーストリアとその周辺国を回ってきました。私、オーストリアワイン大使という称号を頂いておりますが、オーストリア渡航は2年ぶり2回目。北から南までほぼ全ての生産地域をぐるっと訪問し、色々な生産者の方とお会いしましたが、今回はその中でも当店で人気の生産者の一人、フレッド・ロイマーさんのお話です。

map

オーストリアのワイン生産地域は東に固まっているので3,4日あればぐるっと回れます。大変ですけど…。

上記の地図ではちょっと分かりづらいですが、オーストリアの中でも最も有名なのが北部のヴァッハウ、クレムスタール、カンプタール(茶色いところの西側に小さくくっついているところです。)のグリューナー・フェルトリーナーやリースリング。地域によってすっきり、さっぱり、からフルーティ、柔らか、などの印象の違いがあります。今回訪問したフレッド・ロイマー醸造所はフルーティで柔らかな味わいが特徴のカンプタールに位置するワイナリーです。

ロイマーさん

カンプタールのロイザーベルクの畑で説明するロイマーさん

こちらのワイナリーの特徴といえば、先ずはビオディナミ栽培であること。一緒にRespect(リスペクト)というビオディナミのグループを組んでいるWieningerやHeinrichなどと一緒に2006年からビオディナミの栽培に転換をしています。
全80haという小さくない面積をビオディナミで栽培するのはやはり大変な苦労があり、2008年にはカビなどで大きな被害を受けたりしたこともありました。
(ちなみに今年も非常に困難な年で、恐らく最近転換したワイナリーなどはビオディナミを諦めるところも出ただろうとのこと。ご自分の畑も大変だったが、既に転換から10年経って畑も安定しているのでそこまで大きな被害はなかったそうです。)
tasting

ケファーベルクの畑でケファーベルクのグリューナーをテイスティング

ワイナリーとセラーは非常に近代的な設備でしたが、その下にはとても古いセラーが残っていました。今でも使われており、特に温度管理をしなくても11-12℃の温度と高い湿度が保たれています。ロイマーの上級キュヴェやスパークリングは全てここで熟成されているそう。ロイマーのワインはどれもカンプタールらしいフルーティさと、味わいのクリーンさがありますが、モダンな醸造設備とこの古いセラーを見て、テロワールからくるフルーティさとワインメイキングから現れるクリーンさなのだなあと、なるほどなあと思いました。
cellar

かなり肌寒いセラーの中。入り組んだトンネルのようになっていて結構長いです。

さて、畑とワイナリーを見学したらお待ちかねのテイスティングへ。
個人的にはカンプタールはグリューナーに好きなものが多いのですが、ロイマーはリースリングの方がいいなあと思ってテイスティング後に聞いたら、やっぱりロイマーさんはリースリングの方が好きだそうです。生産者の好みが分かりやすくワインに出ていて面白いですね。
また、近年彼がチャレンジしているのがスパークリングワインとオレンジワイン。
特にオレンジワインは旨みがしっかりしていながら、味わいはクリーンでとてもバランスが取れています。
muskateller

こちらは未輸入のムスカテラーのオレンジワイン

オレンジワインに関しては、樽やステンレスタンク、アンフォラなど様々な方法を試しながらベストなバランスを模索していました。個人的にもロイマーのオレンジワインはかなり完成されたバランスを持つ、世界でもかなりクオリティの高いワインだと思っていましたが、まだまだ進化させていくというロイマーさんの意思を強く感じました。
今でも非常にバランスの良い、とても親しみやすいワインを造っているロイマーさんですが、これからもとても注目ですね。オーストリアワイン入門にもオススメの、是非一度お試し頂きたいオーストリアワインですよ。