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【セミナーリポート】ゲオルグ・ブロイヤー リースリングセミナー

THE CELLAR Roppongiの実店舗では当店スタッフはもとより、インポーターさんからお招きした講師陣や、
ときには国内外の造り手さんから直にリアルなお話を聴ける多彩なセミナーを開催しております。

今回は、9/20(水)に開催いたしました、「ゲオルグ・ブロイヤー リースリングセミナー」のセミナーレポートをお届けします。

講師には、リースリング王子ことヘレンベルガー・ホーフの山野社長をお招き致しました。
リースリング愛の熱い!熱い!!お話を皆様にお届けします。
どうぞ、お楽しみください。

さて、皆さんリースリング。お好きですか?
私は、一番好きな品種は?と聞かれたら、「リースリング」と答えます(本当です笑)
あのアロマティックな花の香りと、きちっとした酸味、ほのかな甘みに、癒されます。
一口飲んで、幸せ~と感じるんですよね。
ワインにはまるきっかけが「リースリング」の方、確実に一定数はいるかと。
しかし、このレポートを読んでくださる皆さんの中には、「リースリング?最後に飲んだのいつだっけ・・・?」という方も多いのでは?

そんなあなたも、「久々に飲んでみようかな、リースリング」という気持ちになるかもしれませんよ♪

さて、本日の講師、山野高弘氏をご紹介します。
ご存知の方も多いでしょう。
新世代ドイツワインインポーターの筆頭。ヘレンベルガー・ホーフ代表取締役社長。Riesling Ring創設者。
高級腕時計販売から、ドイツワインインポーターへと華麗な転身を遂げた日本、いや世界のリースリング第一人者です。
現在は、アカデミー・デュ・ヴァンの講師(もちろんドイツ)も務めておられます。

そんな山野社長は、大変ドラマティックな経歴の持ち主。
お父様は、ヘレンベルガ-・ホーフ社の代表を務めておられましたが、ご本人は、腕時計販売をされていたそうです。しかしお父様の“ある言葉”をきっかけにワイン業界へと転身。インポーターの社長の息子でありながら、素性を隠して、単身ドイツへと渡りました。さて、当時はワインもドイツ語も勉強中であった山野社長、ワイナリーの門をたたき、「怪しいアジア人」として住み込みの修行に飛び込みます。
そして、ここからが山野社長のスゴイところ。どうしても、ワイン「醸造」に携わりたい。
かたや「素性の知れない怪しいアジア人」ハンデが山積みであったのは、想像に難くありません。そこで山野社長が行ったのが“他人の何倍も懸命に、無茶苦茶に畑仕事に取り組むこと”した。それが責任者の目に止まり、なんと醸造チームに選抜されることになったのです。この時、山野社長に目を留めた責任者こそ、本日ご紹介する、ゲオルグ・ブロイヤー醸造所の先代ベルンハルトさんでした。
これをきっかけにワインに魅せられ、以来、家族ぐるみで長くお付き合いがあるそうです。

残念ながら、ベルンハルトさんは2004年に病気で急逝されました。
しかし、現在は優秀な娘のテレーザさんが後を継ぎ、素晴らしいワインを世に送り出し続けています。

このテレーザさん、ドイツ美人で、とっても明るい素敵な女性なのです。
真っ直ぐで情熱的な性格が、ワインからも伝わってきます。

セミナーでは他にも、面白エピソード満載でしたが、紙面の都合上全てはご紹介しきれません…。
なにせ今回、非常に密度の濃いセミナーでした!
というわけで、エピソードが気になる方はこちらの本がお勧めです。↓
「おいしいワインはインポーターで選ぶ!」池田一郎著

 

私も偶然、半年ほど前に手に取りました。
山野社長の渡独秘話など、気になっていた所、今回こうして生?でお会いできるとは!
軽妙なトークで、肩ひじ張らず、しかし蔵元とリースリングの魅力は十二分に伝わってきました。

さて、先ほど山野社長の紹介に出てきた、何やら変わった名前の
「Riesling Ring」
何ですかそれ?って方もいると思うので、ご紹介いたします。
こちらがロゴマーク。

ご覧になったことはありますか?
リースリングの「R」が繋がって輪になっているこちらのデザイン。実は、当店のスタッフも一ヶ月ほど前からこのバッジ、装着しております。
デザインの様に、「リースリングの魅力を共有し、広めよう」という目的で活動を行っています。

主には、
・リースリングのテイスティングイベント
100種類以上のリースリングを比較試飲できるイベントの開催

・バイ・ザ・グラスキャンペーン
リースリングを飲んで、リースリングワインを貰おう!という抽選イベント、等々を実施。

リースリング好きには、たまらないですね!
山野社長は、Riesling Ringの代表も務めておられます。皆様もこの機会にリースリング、味わってみてはいかがでしょうか。

さて、Riesling Ringの謎も解けたところで。お待たせしました、今日の主役リースリングです!

華やかな香りと、酸味で人気の白主要品種。熟成に耐え、高貴な辛口ワインからスパークリング、とろけるような貴腐ワインまで作られます。
主な生産国はドイツ。実は、世界で栽培されているワイン用ブドウ比率としては僅か0.5%に過ぎません。
しかし、愛好家の心を捉えて離さない、独特の存在感。

その昔、シェイクスピアはこんな言葉を残しました。「Strong Riesling makes Strong action」
400年も前です!リースリングはそれほど歴史ある品種。長きに渡り、愛されてきたのですね。

さらに近年では、世界的な健康志向ブームが加速し、シンプルな食事に合うリースリングの人気が高まっているそうです。
当に「リースリング・ルネッサンス」が巻き起こっています!

さて、改めて皆さんは、これまでリースリングにどんな印象をお持ちでしたか?
アロマティックな香りで、甘口な低アルコールワイン?
もしかすると、ワイン初級者向けと思う方もいらっしゃるかも…

しかし、このリースリング、
「繊細で華やかな香りと、瑞々しく爽やかな酸味」、「飲み疲れせず、お料理を包み込む緻密なコク」

実はとっても“素肌美人”なブドウなんです。だからこそ、土地の味わいが際立ちます。
山野社長は、リースリングを「白のPinot Noir」と表現しておりました。

あら、何だかリースリングの印象が…

そういった形で、1時間半のセミナーの3分の2が過ぎたころ。グラスに注いだワインも、あらかた飲み尽くしたタイミングで。
本日のテーマ、「ゲオルグ・ブロイヤー」のお話に入ります!
ご紹介しましょう。

ドメーヌ・ゲオルグ・ブロイヤー

~唯一無二の辛口リースリング~
ドイツきっての銘醸地、ラインガウの西側に位置するリューデスハイムベルクの急斜面の畑から、ストイックで引き締まった味わいのドライリースリングを生み出すドイツを代表する生産者。フレッシュな果実味と鮮烈な酸味、硬質なミネラルの3拍子が揃った、しっかりとした個性をもつ食中酒として世界中の有名レストランにオンリストされています。

Rheingauといえば、ライン川を臨むドイツワインの銘醸地。モーゼルに並ぶ高級リースリング生産地です。

有名なライン川は、スイスを出発し、フランスとの国境を隔て、ドイツ国内へと流れます。
ライン川をずっと北へ下って行くと、ローレライで有名な川下りの名所、美しい中世の古城の数々、急勾配のブドウ畑と見事な景観が広がります。さて、ライン川には、一箇所だけ大きくクランクする一帯があります。
この土地がドイツきっての高級ワイン生産地「Rheingau」です。

びっくりするくらい急勾配のブドウ畑は、まるでスキーの危険な上級者コースさながら。
傾斜は最高60度。普通に立ったら、倒れます。なので、ふわふわの土に足を埋め込みながら作業するのだそうです。
畑では、この環境で8時間も作業を続けます。こんな場所に畑を切りひらき、ブドウを植えるとは驚きです!
その中でも、川面の反射熱を存分に浴びられる特に秀逸な畑が、ゲオルグ・ブロイヤーの所有するラウエンタールの特級畑とリューデスハイムの3つの特級畑です。

ドイツワイン=甘口のイメージを塗り替える、「食事に合う辛口リースリング」がブロイヤーの個性。畑では、徹底した収量制限と選果が行われます。これにより、個性的で鮮烈な酸が生まれます。
また、上級キュヴェは大樽で熟成されるため、引き締まった厚みを持った、長期熟成のワインに仕上がります。

 

ここで、本日の試飲ワインをご紹介

■ ブロイヤー リースリング ゼクト2009  5,000円
  Breuer Riesling Sekt 2009
■ エステート ラウエンタール リースリング 2015  3,800 円
Estate Rauenthal Riesling 2015
■ リューデスハイム ベルク ローゼンエック リースリング 2012  8,000 円
  Rudesheim berg Roseneck Riesling 2012
■ リューデスハイム ベルク ロットラント リースリング 2011  8,000 円
  Rudesheim berg Rotland Riesling 2011
■ ラウエンタール ノンネンベルク リースリング 2014  10,000 円
  Rauenthal Nonnenberg Riesling 2014
■ リューデスハイム ベルク シュロスベルク リースリング 2014  13,000 円
  Rudesheim Berg Schlossberg Riesling 2014

ブロイヤーのゼクトから始まり、
スタンダードラベル、そしてなんと、4つのグランクリュコンプリートと豪華なラインナップ!

後半の4種はすべて違う特級畑の名を冠し、それぞれに際立った個性があるようです。
とは言っても正直なところ、リースリングを飲む際に「畑」や「区画」、気にされたことありますか?
超有名な畑ならば、名前くらい聞いたことがあるかなという程度・・・(これでもリースリングが大好きです)
若干の邪念を抱きつつ、飲んでみました。

…あれ?全く違います!
それぞれの畑に、明らかに個性があります。果実味が豊満なもの、ミネラルが際立つもの、フレッシュ感の強いもの…等々
特に後半2種、「ラウエンタール ノンネンベルク」と「リューデスハイム ベルク シュロスベルク」は別格でした!
個人的には、高級なChardonnayのようなバランスの良さを感じました。若干、樽を使用しているせいかもしれません。
しかし、エレガントな酸とアロマはしっかりとリースリング。今飲むには、勿体無い印象、長期熟成のポテンシャルも秘めています。
そして、どれも食事に合う辛口ながら旨味もミネラルも感じられ、決して主張しすぎない、非常に綺麗なワインでした。
ドライに仕上げることで、土壌の味わいが際立つのでしょうか。

さて、「白のPinot Noir」リースリングに想いを馳せつつ、本セミナーではもう一つ皆様と共有したいテーマがあります。
それは、ご紹介したワイン達ここにたどり着くまでに「どこで」「誰が」「どういう想いで」造ったのか、ということです。

ワインの「味」はワイン自身が語ります(山野社長の名言です!)
出来ればプラスα「生産者」まで掘り下げて、さらにワインを美味しく味わってほしい。

というわけで、このワインができるまでのエピソードをちょこっとご紹介します。
まず、生みの親のベルンハルトさん
彼は、元VDP会長。VDP(ファウデーペー)といえば、今やドイツで、飛ぶ鳥を落とす勢い!?の大組織です。
大変アクティブで、常に世界中を駆け回るような闊達な方でした。ブドウ作りに対して真摯で、大きな情熱を持っていました。

そして、現当主のテレーザさんは20歳で父のあとを継ぎ、現在31歳。
2015年にはワインガイド「ファルスタッフ」にて最優秀女性醸造家賞を受賞しています。

ブドウ畑はRheingauの斜面上部に横長に広がります。
畑では、ポーランドからやってきたハーベスター(ブドウ収穫季節労働者)が汗を流します。
昼食は豆のスープ。急斜面で足を踏みしめ、彼らは、一つ一つ手摘みで収穫し、加熟しすぎた粒まで丁寧に選果していきます。
ライン川のほとり、夕陽に照らされながら1日の仕事を終えます。

醸造所に入ったブドウは、時間をかけて圧搾されることで、えぐみの残らない綺麗な味わいが造られます。
醸造チームのメンバーが、ワインを仕上げていきます。

こうして出来上がった原液は、年季の入った大樽で熟成させた後、瓶に詰められます。
最上キュヴェのエチケットは、毎年アーティストにデザインを依頼。アーティストラベルのワインとしては、ボルドーのムートンが有名ですが、次に古い歴史を持つのが当ワイナリーです。

そうして完成したワインはやっと船に乗せられ、インポーターやショップを通して私達の元へと運ばれます。
こう考えると、農作物としてのワインとか、芸術としてのワインとか、色々考えてしまいますね!
こんなにも手間暇かかったワイン。「ブロイヤーさんらしい、ワインだなぁ」なんて想像しながら美味しいお食事とゆっくり味わいたいものです。

少し話はそれましたが、
ご自身の好きな品種や国が見つかったら、次には「生産者」に着目するのも面白いのではないでしょうか。
セミナーなどの機会に、ちょっとづつ豆知識を重ねていくのも楽しいですよね。

ワインがさらに美味しくなること間違いなしです!

さて、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
山野社長にツッコミ突っ込まれながら、和気あいあいとしたセミナーとなりました。
ご参加のみなさま、山野社長、お手伝い頂いた宮本さん、 素敵なセミナーありがとうございました!

さて、THE CELLAR Roppongiではこれからも多彩な内容のセミナーをお届けしていきます。
今回ご参加できなかった方も、次回以降のセミナーでぜひお待ちしております♪

今月のセミナー&パーティーもまだまだ残席ございます!!

10月5日(火)【Staff Seminar】ラディコン試飲セミナー 講師:山崎

10月17日(火)・18日(水)毎月恒例のテイスティング・パーティ ! 

10月24日(火) 【Special Seminar】マルセル・ダイスセミナー 講師:安藤氏

詳しくは10月のセミナースケジュールをご覧ください。
ご興味ありましたら、店頭で、電話やメールでお気軽にスタッフまでお問合わせください。
みなさまのご参加お待ちしております!