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【セミナーリポート】J.Mセレック 生産者来日特別セミナー


THE CELLAR Roppongiの実店舗では当店スタッフはもとより、インポーターさんからお招きした講師陣や、
ときには国内外の造り手さんから直にリアルなお話を聴ける多彩なセミナーを開催しております。

今回は11/25(土)に開催致しました、「J.Mセレック 生産者来日特別セミナー」のセミナーリポートをお届けします。


皆さま、シャンパーニュはお好きですか?
私は勿論好きです♪
しかしながら、お値段も高額ですよね。どんなに頑張っても5,000円は軽くオーバーしちゃいます・・・。
だからこそ、絶対に外すわけにはいかない!
ということで、ついつい安心感のある大手メゾンの箱入りシャンパンを選んでしまうのです。
外さない美味しさ&見た目にも高級感が漂う大手のシャンパン。
リボンなど掛ければ、プレゼントにもバッチリです。

しかし大手だけでは、どうしても種類が限られてきてしまいますよね。
まして、基本的に”ヴィンテージ”の無いシャンパーニュ。
勿論大手でも”ミレジメ”などの選択肢はありますが、お隣のブルゴーニュと比較してしまうと圧倒的に少ないのです。
大手も好きだけど、たまには違うスタイルも飲んでみたい!というシャンパン大好きさん。
ワイン通の知人へ、差し入れシャンパンを選びたい貴方にも、オススメしたいのが
「RM(レコルタン・マニピュラン)のシャンパーニュ」です!

RMとは、「シャンパーニュ地方で栽培から販売まで一貫して行う小規模生産者」を指します。
「自社畑に密着した丁寧な畑の管理」に加え、「独自の醸造法」を取り入れることで、
テロワールを映し出す個性豊かなシャンパーニュを作っています。
ご存知の方も多いように、シャンパーニュ地方は「アッサンブラージュの文化」
複数年のヴィンテージや区画をアッサンブラージュ(ブレンド)して、各メゾンの味を表現するのがシャンパーニュの個性です。
もちろん、ブレンドするからと言ってブドウの品質が劣る訳ではなく!
瓶内熟成の技術や、気候条件、何よりアッサンブラージュの伝統が現在のシャンパーニュを確立しています。

さて、このアッサンブラージュに欠かせないのが、「膨大な量のワインストック」です。
さらに、味を馴染ませ、あの泡アワをキメ細かく造るため、蔵出しにも非常に時間がかかります。
作り方一つにしても非常に緻密なシャンパーニュは、物凄い手間とお金がかかるのです・・・。
だからこそ、現在の大手メゾンが台頭するシャンパーニュ文化が出来上がったという訳なのですね。

そんなシャンパーニュ地方に、彗星の如く登場したRMは革新的でした!
彼らはシャンパーニュの可能性を追求するべく
「畑の個性を引き出す栽培方法」
を研究し「斬新な醸造法」を次々と取り入れるなど、これまでの概念を根底から覆す存在でした。
そんな一風変わったコアなRMシャンパーニュが今、話題沸騰中なのです。
今回ご紹介する、J.MセレックもRMの若手の中で非常に注目されている生産者の一人です!

当主のジャン・マルク氏はシャンパーニュの若手醸造家。
なんと24歳でドメーヌを継ぎ、今年30歳になるイケメン&イクメンパパでもあります。
最近注目の彼のシャンパーニュは、なんでも「繊細」「アート」なんだとか。楽しみですね!
今回はなんとジャン・マルク氏ご本人をお招きし、6種のキュヴェのご紹介と、その魅力を語っていただきました!
アーティスティックなJ.Mセレックのシャンパーニュを、じっくりとお楽しみください。


J.Mセレックは1969年、シャンパーニュのピエリー村に設立されました。
所有する9ヘクタールの畑は、ピノ・ノワール(ピノ・ノワールの聖地アイ村)、シャルドネ(コート・デ・ブランのグランクリュに劣らないシャルドネを産出するヴェルテュス村)、ピノ・ムニエ(ピノ・ムニエを白眉とするエペルネ村)を筆頭に評価の高い畑を複数所有しています。
さらに2008年、ジャン・マルク氏の継承によって、ビオディナミの導入馬による耕作最新型設備の導入など次々と改革がなされ、品質は一気に向上しました。

〜「スイスの腕時計は華麗で優雅ですが、中の機械は、精緻を極めた職人技の集合体です。
官能的で美しいシャンパンを造るためには、栽培・醸造におけるひとつひとつの仕事すべてを、ミクロン単位でトゥールビヨンを作るように、精緻に正確に行わなければなりません」ジャン・マルク〜

早速、乾杯&試飲に参りましょう!

試飲①J.M セレック ソレサンス・ブリュット NV

7村(ピエリー、ムシー、エペルネ、マルドゥイユ、ディジー、ブルソー、ヴェルテュス)の各区画をブレンド。
シャルドネ50%、ピノ・ムニエ40%、ピノ・ノワール10%。2年間の瓶熟成。ドザージュ4.5g/l

◎若々しく、フレッシュな印象。ピュアな果実味があり、するすると飲めてしまうワインです。

試飲②J.M セレック ソレサンス・ブリュット・ナチュール

7村(ピエリー、ムシー、エペルネ、マルドゥイユ、ディジー、ブルソー、ヴェルテュス)の各区画をブレンド。
シャルドネ50%、ピノ・ムニエ40%、ピノ・ノワール10%。4年間の瓶熟成によりドザージュ・ゼロを実現。

◎酵母がふわっと香り、いかにも王道な味わいです。口当たりは滑らかで、繊細。
じわじわと体に染み入るような、しなやかなシャンパンです。
ドザージュ・ゼロにより、①と比較しても塩味やミネラル感が際立っています。カキなどの魚介にも相性抜群です!
試飲①と②は全く同じ素材を使ったキュヴェですが、熟成によりこんなにも味わいに深みが出るものなのですね。
勉強になりました!飲み比べもオススメです。

■醸造のこだわり
先ほどジャン・マルク氏の言葉をご紹介しましたが、この”味わい”を表現する技術たるや、本当にスイスの時計職人のようです。
彼は「理想のシャンパーニュ」を造る為に、様々な醸造テクニックを取り入れています。
ほんの一部ですが、ご紹介します!

最新式卵型コンクリート製タンク「ウフ・ノンブロ」の導入

冷却機能付き重力式プレス機

アンフォラ形の壷を一次醗酵に使用(実験中)

こうした醸造の改良によって「泡はよりきめ細かくなり、味わいはより複雑に、余韻は何倍にも長く」なったとのこと。
2015年には最新鋭のワイナリーも完成し、更なる高みを目指す求道者として世界最高レベルの挑戦を続けています!

次は毛色を変えて、ブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワールの試飲です!

試飲③J.M セレック ル・キャンテット・シャルドネ・エクストラ・ブリュット

5村(ピエリー、エペルネ、マルドゥイユ、ディジー、ヴェルテュス)の各区画よりブレンド。
シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。3年以上の瓶熟成。ドザージュは2g/l

◎”シャルドネ”の味わいを表現すべく生まれた、ブラン・ド・ブランのシャンパン。
発泡していても、ブルゴーニュのシャルドネを思わせる香りと厚みがあります。
シンプルで、飾り過ぎない自然体のシャルドネです。
鋭角さは無く、かといってボヤけた印象も無く、絶妙にちょうどイイところをついています。

試飲④J.M セレック レ・ソリスト・ムニエ・エクストラ・ブリュット 2012

ピエリー村の「レ・グッド・ドール」のピノムニエ100%単一区画。
樹齢65年以上のVV。コルク栓(普通は王冠)で瓶熟成。ドザージュは2g/l

◎琥珀の様なピンクがかった色合い。香りもブドウの甘やかさが引き出され、ふくよかで芳醇です。
個人的には、今まで飲んだピノ・ムニエ100%のシャンパンの中で一番好きな味わいでした。
苦みは抑えられ、ブドウ自体の旨味が引き出され、クリーミーな泡に包まれて見事にまとまっています。
女性にもお勧めの”優しいシャンパン”です。

試飲④のラベルには馬の絵が描かれていますが、この畑の耕作はなんと馬で行っているそうです。
機械耕作と比較してフワッとした質感の土になるとのこと。
確かに味わいも、良い意味でフワッとしていました。加えて、野暮ったさはゼロでした!

ラベルなどのアートにも造詣の深いジャン・マルク氏ですが、音楽好きでもあるそうです。
ボトルキャップにはこんなにマークが!
↓↓↓↓

セレックの”S”をト音記号にデザインしています。これは可愛いですね♪
他にも、様々なアーティストさんとのコラボレーションを行っています!!

これらの画像や写真はInstagramやFacebookにもアップしているそうですよ!
何だか少しだけ身近に感じられますね。
そして”アート”といえば、彼のシャンパーニュも素晴らしいアート作品です。

試飲⑤J.M セレック コメディア・エクストラ・ブリュット2010

本拠地ピエリー村のベストセレクション。7つの区画よりシャルドネ50%、ピノ・ノワール25%、ピノ・ムニエ25%。創業者アンリ・セレックへのオマージュ作品であり、アンリ氏がコメディアンのように愉しい人だったことから「コメディア」と命名されました。

◎3種のブドウそれぞれの個性を感じる味わいが面白いシャンパンです。
こんな味わいの表現もびっくりですが、アッサンブラージュの職人芸にも驚かされました。

試飲⑥ J.M セレック パルティシオン・エクストラ・ブリュット2011
テロワールの異なる7つの優良区画からのブドウをそれぞれ1樽づつ、計7樽で醸造したものをブレンドしたセレックの最上位作品。キュヴェ名の「パルティシオン」は「楽譜」の意味で、ラベルに描かれた音の数も7つです。
シャルドネ72%、ピノ・ノワール14%、ピノ・ムニエ14%。
300ℓ主体の樽で醸造し、マロラクティック醗酵は行いません。コルク栓熟成。ドザージュは2g/l

◎ジャン・マルク氏がドメーヌを継いだ2008年から、毎年必ずミレジメで造られる思い入れのあるキュヴェです。
非常にバランスがよく、長期熟成にも耐えうるポテンシャルがあります。
ラベルに描かれたの7つの音は、その年のイメージを元にジャン・マルク氏が作曲したメロディを採用しているそうです。
どんなメロディなのか、気になりますね!

さて、RMとして紹介したJ.Mセレックですが、シャンパーニュの味わいについて、多くのRMとは違った理想を語っていました。
それは、少し意外ですが「大手のメゾンのような、洗練された味わいを目指している」こと。
RMと言えば、これまでは味わいに土地や生産者の個性を出す生産者が大多数でした。
しかし、若手世代は「個性的で柔軟な味わいの表現」から「飲んでいかに美味しいか」と言う本質的原点に立ち戻りつつあります。
だからこそ彼が目指すのは「洗練された美味しさと、生産者の個性が融合したシャンパーニュ」です。
大手のメゾンと様々なスタイルのRM、これからのシャンパーニュ地方は、ますます面白くなりそうです!

さて、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
J.Mセレックの魅力が存分に伝わるセミナーでした(*´∀`*)
ご参加の皆さま、そしてジャン・マルク氏ありがとうございました!

THE CELLAR Roppongiではこれからも多彩な内容のセミナーをお届けしていきます。
今回ご参加できなかった方も、次回以降のセミナーでぜひお待ちしております♪

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